おさかな釣り

　実は1年以上前からチマチマとホームページの改装をしていたが、諸雑務が多忙で本業の船長がままならない。ようやくめどが立ち、今年こそはと釣り道具の手入れが済んだところに娘から「今日はこどもの日だから釣りに連れて行け」と。でも、ボートは怖いらしい。ということで近くの漁港へ。車を降りると香るホタテカゴの匂い。これよこれ。釣るぞー！

　とはいえ主役は子供。エサを付けて投げてやる。今後はでかい年を取った子供？まで世話をする。いきなり娘にカジカが釣れた。ここ2年冬場の水温が高めに推移しているためか、5月初めにしてすでに活性がよい。海面を見ておるといきなり魚影が！　サバか？　そんな中、娘が「重ーい！」とリールを巻く。海藻でもついていると思ったらなんとカレイ。しかもでかいイシガレイだった！　34㎝の刺身級。さすがこどもの日だ。

　私と嫁はメゴチとカジカの唐揚げ要員と可した。娘に再度「重ーい！」が。28㎝のマコガレイ。私は可愛いシロギスを追加。前に比べてイソメの量が少なくなったようで、ここで本物のイソメが切れる。ここから偽物の出番だ。ブルーベリーの味らしいがこんなので釣れるのか？　いや、カジカとメゴチが釣れた。

しばらく釣りから離れているうちにいろんなエサが出たものだ。そういえば釣り道具屋に行って驚いたのが、今はリールを左手で巻くのが主流らしく、右手用がほとんどなかった。時代は変わっている。でも、今後も私は私流でボートを出すだろう。

娘の釣ったイシガレイの刺身を堪能し、娘の釣ったマコガレイの塩焼きを橋でつつき、私の釣ったメゴチの唐揚げを一口で平らげながらこの手記を書く。ウーン、うまいけど敗北感が…まあ今日はこどもの日だ。それにしてもやはり釣りは面白い。今年こそボート釣り復活を。