おさかなの部屋

おさかな釣り

2001年



平成13年8月11日

キスとメゴチの3匹以外はすべてサビキ。アイナメもサビキ
それにしてもメバルの目はやはりでかい
PM3:10~6:50
船長
夏泊半島(水深13~37m)
調査船に乗船。サビキ・イソメ釣り
サバ16尾(MAX26cm)
小型は多数放流
メバル1尾(20cm)
アイナメ1尾(25cm)
シロギス1尾(15cm)
ラグビー1尾(10cm
→アイナメに被食)
メゴチ2尾(MAX22cm)
マアジ2尾(8cm)
カタクチイワシ4尾(MAX10cm)
船長の手記

今日はちょっと遅く午後3時過ぎからの出港。久々なのでエンジンが錆び付いているかと思いきや、快調快調♪ 凪なのでスイスイ・・・いやジャバジャバ進む。「目標は30cmオーバーのサバ。魚探フル稼働。メインの竿はサビキ仕様。頑張るぞー!」

魚探を見ながら沖に向けて走る。水深10m、20m・・・魚群と思われる反応はない。「浅場でいつものヤツを釣って景気つけないか?」 エンジンが汗をかいているのでとりあえず浅瀬で釣る。すると携帯が鳴る。クマ氏だ。「釣れてるか?」 と聞かれて「まだ始めたばかり」と答えているとイソメ竿にアタリが! キスだ。クマ氏はこれから仕事なので、釣りをしている私が羨ましいようだ。ちょっと意地悪に「2人分釣るから安心して仕事しろよ」と伝えるとまたアタリが! なんとメゴチダブル! クマ氏は目一杯笑いながら仕事に出かけたようだ。うぐっ・・・

さあ、3匹釣ったところで青物調査再開。一番はじめのブイが見えてきた。とそのとき魚探に反応が! 一瞬ホタテ養殖施設の反応だと思ったが、それにしては淡い反応がでかい。サビキ投入。水深15m付近で糸の出が鈍る。来た! あげてみるとサバのトリプル。小さいがまず目的の魚GET! もう一度投入するとまたヒット! 今度は5連! う~ん、でも小さいなあ。

その後、サバの水深帯でイワシをGETし、底付近でアジがかかる。いずれも焼いて丸ごとパクッ! のサイズである。そして日も傾きはじめ、岸に向かいながら釣っていたそのとき、強烈なアタリがメインの竿に襲いかかった。

竿先が水面に突き刺さる。必死に竿を立てる。ドラグが鳴る。踏ん張りながらポンピングで引き寄せる。しかしなかなかあがらない・・・とそのとき、急に軽くなった。「ばらしたか」 うなだれる。が、まだ引く。水面近くなると今度は横に走り出す。ようやく魚体がみえた。サバだ!ダブルだ! あげてみると26cmのサバダブル。しかもサビキは絡まり、グチャグチャの状態で針が2本切られていた。イナダがかかったのでは? と思うほど強烈なアタリだった。もっと糸を張っていれば3,4本は釣れたかもしれないが、それにしても今日一番の大物。しかも2本!」 青物のパワーはすごいと感じる一時であった。

日も暮れ始め、帰港するとき、ミニ根のもっとも急な場所に通りかかった。水深20mから一気に16mに駆け上がる場所だ。そこでイソメ竿をおろすもアタリなし。イソメ竿をしまいつつサビキ竿を出す。「アジでもついているかな?」 すると、何かがヒットした! 時折ググッと引くがそれにしても重い! あがってくるとなんとメバル! 「今日はメバルの塩焼きだぜ!」 

そして、同じ場所でもう一度。するとコツコツとアタリが。嫌な予感がするので見て見ぬ振り・・・すると今度はゴッゴッと強いアタリ! 今度はアイナメだ。でもアイナメはサビキに来たっけ? よく見てみると針の先にはラグビーが! なるほど、はじめのコツコツはこいつだったのか。ラグビーに食いついた25cmアイナメであった。

6時50分帰港。本当にいろいろあったが、サバ・アジ・イワシ、そろって目にすることができてうれしい。現在、メバルとイワシの塩焼きを食しながらこの手記を書いている。イワシは丸ごと食べれてうまいし、メバルは言わずともしれうまい! 祝杯に酔いしれそろそろ床につくとしよう。明日はクマ氏に捌いたサバを持っていき、クマ氏お得意のみそ煮をごちそうしてもらうとしよう。


平成13年6月30日
AM:11:10~PM3:30
船長、クマ氏
関根浜漁港
防波堤釣り イソメとサビキ
メゴチ3匹・・・18cm
ドンコ(エゾイソアイナメ)・・・20cm
アイナメ・・・43cm
クジメ3匹・・・23cm
ババガレイ・・・31cm
マコガレイ・・・19cm
カジカ・・・19cm
船長の手記
 今日は、クマ氏がむつに遊びに来たので、近くの関根浜漁港に投げ釣りに行った。防波堤は高さが5m以上あってちょっと恐い。クマ氏の対決。勝負勝負ー!

まずクマ氏がクジメを釣る。むむっ。 次にまたクジメを釣る。「まずい! そろそろなんか釣らなければ・・・」ようやくアタリが来た! しかし、あげてみるとメゴチ。関根浜まで来てメゴチか・・・

・・・と思ってると、クマ氏、なにやら根掛かりの様子。はずれそうにないので私が試してみる。「外れた!」・・・と思ったらなにやら重い! 海藻でも引っかかったかな? と思ったら急にぐんぐん!引き出すではないか! 「大物だ!」 ようやく魚が見えた! 「でかいアイナメだ!」 しかし、水面から防波堤の上まで5m位あって一気に引き抜くことができない。 目を凝らして魚を見ると、針を飲んでいない。これなら歯ですれて切れることはなさそうだ。魚が疲れたのを見計らって竿を持ち上げ糸をたぐる。「あがったー!」 なんと43cmアイナメ。しかも体高がある! ズシリと重い1本であった。

さてさて、それから私にはメゴチとドンコ。クマ氏には手のひらガレイとカジカとクジメ。そろそろ帰ろうかと思って、「揚げるよー!」と声をかけると、クマ氏「何か来てるよ」 またしても水面まで来てビックリ。なんとババガレイだ! 船では釣れると聞いていたがまさか投げ釣りで釣れるとは!

下北の海の神秘さを実感した一日だった。それにしてもババガレイはんまかった!

平成13年6月16日

31cmアイナメと30cmマコガレイはなかなかの良型。
25cmメゴチも・・・
PM12:45~5:00
船長
夏泊半島(水深9~20m)
調査船に乗船。イソメ釣り
アイナメ10尾(MAX31cm)
 他5尾放流
マコガレイ4尾(MAX30cm)
 他1尾放流
マガレイ3尾(MAX25cm)
メゴチ5尾(MAX25cm)
船長の手記
 今日は久々の浦田。前回の大島では良型のアイナメ・カレイがGETできなかったので、今日は良型を目指す。残念ながらクマ氏は仕事で乗船できないため、今回は私の腕に全てを託す(若干不安もあるが・・・)

 12:45出港。まずは防波堤をかわしたいつもの場所・・・ 「ありゃ? プレジャーが先に釣っている」 というわけでその手前で釣る。「きたきた!」 早速のアタリにはしゃぎながらリールを巻く。しかしあがってきたのはなんとメゴチダブル。以前メゴチ一色の釣果を出した経験もあり、そうとうメゴチには好かれているらしい。

 「よし、ここは一発ミニ根に行こう!」 風がややあるので、流し釣りだとちょっと速すぎる。全手動オートパイロット?作動。 流し1回目 「おっ来たぞ!」 竿先を見るとこれはアイナメだ! 25cmアイナメGET。 ミニ根を攻め続ける。 「おっ、また来た!」 「おおっ! こっちの竿にも!」 「おおっ!またまた!」 しかし、20cmそこそこのものばかりなので元気なのは放流。

 そして、いつしか風も弱くなり、完全な流し釣りになった頃、本日のクライマックスはやってきた。「また来た! ん? 今度は大きいぞ!」 竿を大きくしならせながら魚と戦う。 見えた! やはりアイナメだ! タモ投入。見事31cmアイナメGET! やはり30cmオーバーのアイナメはボリュームが違う。

 4時を過ぎ、そろそろ引き揚げようとしたそのとき、今度は別の強烈なアタリが! また得意のメゴチダブルか? いや違う。カレイだ! 「重い!」 再びタモ投入。30cmマコガレイ。そしてここから15分あまりカレイとメゴチの入れ食いタイム。どさっどさっとクーラーに魚が詰め込まれる。クーラーをのぞくとさっきのアイナメが見えないくらい集中して釣れた。満面の笑みを浮かべながら、PM5時帰港。久々に数も型も満足がいく調査だった。

 帰り際、クマ氏の家に寄って結果報告。仕事で釣りに行けなかったクマ氏に、この釣果を見せるのはちょっと酷だったか。悔しがるクマ氏にお裾分けして帰路に就く。

 明日は日曜日だが、仕事がある。最近仕事のほうが忙しくてこの手記を書くのが遅れ気味だ。手記を書くのは遅れても仕留めたアイナメの刺身の味は変わらず美味であった。


平成13年5月27日
本日はアイナメとカレイの親は出張だったみたいです(^^;
PM2:15~5:15
船長、クマ氏
夏泊半島大島(水深9~12m)
調査船に乗船。イソメ釣り
アイナメ6尾(MAX22cm)
 他1尾放流
イシガレイ1尾(21cm)
アイカジカ1尾(16cm)
メゴチ7尾(MAX22cm)
船長の手記
 今日もボート釣りにすっかりはまったクマ氏乗船。クマ氏と釣行予定だとなぜか凪がいい。午後は雨が降らないだろうと思っていたが、青空も広がり思ったよりいい天気だ。ヒラメ狙いのボートがけっこういて、ちょうどあがってきた人の釣果を見ると40cm位のヒラメをGETしていた。

 PM2:15出港。第一目的地はもちろん前回良型アイナメ・カレイをGETした場所。いつものように「しゃーねーな! 仕掛けセットしてやるか」  クマ氏まず仕掛けを投入。前回いきなり35cmアイナメが釣れたのでクマ氏の竿先を気にしながら自分の仕掛けを作る。残念ながら前回のようにはいかないようだ。

 釣行から約5分で私にアタリが! しかし気持ちが浮かない。引きで魚種がわかっていた。あがってきたのはそのときの私と同じ表情の顔を持つ魚。メゴチだ。お互い口をすぼめた。

 その後私にアイナメとメゴチがヒットするが、クマ氏はエサは食われるもののまだヒットなし。「今日はなんか釣れない気がする」とクマ氏弱気になる。私としては今までが釣れすぎたような気がするが・・・ 釣果の感覚が肥えてきたクマ氏であった。

 と思ってるとクマ氏に待望のアタリ! グッグッ アイナメ特有の引き。やや小振りながら1匹目GETでクマ氏喜ぶ。すかさずまたクマ氏にヒット。ほぼ同じサイズのアイナメ。そして私もほぼ同じ長さのメゴチをGET。「今日も釣れるぞ!」げんきんなクマ氏であった。

 少しして私に強烈なアタリ! 「がはははっ ついにきた! 正義は必ず勝つ!」 前回の大敗でちょっといかれ気味。 しかし竿は大きくしなっている。 ポンピングをしながら必死に巻く。魚体が見えた! カレイだ! 「今夜はカレイの刺身だ~!」 と思ったらカレイの後ろに何かいる。「あれ?」 結局カレイとカジカのダブル。このイシガレイを刺身にするにはフグの薄造りと同じくらいのテクニックが必要だ。

 クマ氏と私ともにメゴチを釣った後、最後にいつもと違うところで流し釣り。クマ氏の竿先がビクビク動く。グッグッ 小振りながら本日最大の22cmアイナメ。クマ氏威張る。PM5:15帰港。
「今日は大きいの釣れなかったね」とクマ氏。防波堤で小さいカレイを釣って喜んでいたクマ氏はどこにいってしまったのか・・・

 それでもディナーには小振りながらアイナメの刺身が用意され、なかなかの味であった。クマ氏はサバのみそ煮が好きらしい。10月あたりに釣れるサバの強烈な引きを楽しみにしていて欲しい。

平成13年5月20日
まるまる太ったアイナメと分厚いマコガレイ
PM1:30~4:30
船長、クマ氏
夏泊半島大島(水深9m)
調査船に乗船。イソメ釣り
アイナメ3尾(MAX35cm)
マコガレイ4尾(MAX31cm)
イシガレイ1尾(20cm)
アイカジカ2尾(MAX19cm)
メゴチ6尾(MAX22cm)
船長の手記
 今日もクマ氏をお客様に迎えて出港となった。まわりを見ると手漕ぎボートが10隻あまり、プレジャーも3,4隻が大島を取り囲んでいた。厳しい釣行になるのを覚悟しPM1:30出港。

 「こんなに船がいるからあまり期待しない方がいい。」とクマ氏に告げるが、今日は前回釣れなかった良型アイナメの引きをクマ氏に味わってもらいたいと私は願っていた。

 今日の目的地ははじめから決めていた。この前カレイ、カジカが釣れた浅場だ。その付近にも手漕ぎ3隻、エンジン付き2隻がブイにつかまって釣行をしていたが、我が船の最大の武器?である全手動オートパイロットと、こまめなアンカー打ちでポイントを突いて釣ることにした。

 北よりの風が吹いているのアンカーで固定。「さあー、釣るぞ!」 とはいえお客さんの仕掛けをまずつけてやる。「よし完了~! さて、俺も仕掛けをつけて、イソメを針に・・・」

 と思ってたら、クマ氏の竿先に強烈なアタリが! グンッグンッ 強い引きで糸に力がかかるたびにドラグが鳴り響く。明らかにアイナメの引き! ドラグをゆるめにしていたので、クマ氏が無我夢中でリールを巻いてもばれる心配はなさそうだ。素早くタモを準備する。見えた! アイナメだ! でかい! 「竿を立てて引き寄せろ!」逃してたまるかと必死だ。魚体がボートに寄った瞬間、アイナメはタモの中に収まった。35cmのアイナメだ! 釣行開始からわずか30秒でヒットした大物であった。

 クマ氏「こんなの釣っていいの?」と重量感ある魚体に圧倒されながらも歓喜する。私も願いが叶って最高だ。 ふと、我に返った一言「俺、まだ糸を垂らしていない」

 それから闘志に燃え、まずは手のひらイシガレイGET。クマ氏も手のひらガレイGET。するとまたクマ氏にあの引きが! クマ氏は大物をあげるときには声を出さない。必死に戦う。その糸の先に見えたのは28cmアイナメ。釣り上げてから騒いで船上がすごくにぎやかだ。そして私もメゴチを1尾釣り上げた後に待望のアタリ! 「これはまずまずの型だな!」と思ったらカジカダブル! 「まずまずの型のカジカだな」とクマ氏に言われ苦笑。その後なんとメゴチダブル。撃沈。クマ氏「ダブルいいなー」

そしてクマ氏の竿にまたもや大物の引きが! さっきとは違う引き方だ。横で「きっとメゴチダブルだぞ。にひひひ」 しかしあがってみるとビックリ! なんと31cmのマコガレイ! 肉厚で手にずっしりくる。あまりにも船上がにぎやかなのでプレジャーがすぐ近くに来て釣り始めた。その後風が弱まったのでアンカーから全手動オートパイロットに切り替え、クマ氏がアイナメ1、私はカレイ1、メゴチ2を釣りPM4:30帰港。3時間の釣行にしては満足な釣果だ。

クマ氏はメゴチの唐揚げを食べたことがなく、是非食べてみたいということでさばいて作ってあげた。おいしさと骨がない食べ安さにご満悦のようだ。釣果を仲良く分けて解散。自分の釣果では悔しいが気分は明るかった。ディナーはアイナメの刺身と酒しょうゆ焼き、カレイの唐揚げと塩焼き、アイナメとカジカの唐揚げだ。釣った魚を充分に堪能しながら、また大物と出会えることを夢に見るとしよう。

平成13年5月6日
良型のカレイが釣れたので満足。すごい引きでした。
PM1:45~5:00
船長
夏泊半島大島(水深9~33m)
調査船に乗船。イソメ釣り
マコガレイ6尾(MAX28cm)
イシガレイ1尾(23cm)
アイカジカ2尾(MAX15cm)
 他2尾放流
船長の手記
今日は3代目調査船初のお客さん(クマ氏)を乗せることになった。ボート釣り自体初めてのクマ氏に手漕ぎのゴムボートではかなり不安だろう。PM1時過ぎ大島到着。風は予報では南西の風のちやや強く波2mだが、現場に着くとまだ東風が吹いていた。これ以上風は強くならないと判断し、1:45出港。

さて、まずはこの前浦田で釣れた水深35m付近を狙う。いきなり大島の先端を越えて釣るのは初めての人には不安だろうか? かなり余裕で構えていたが、はじめに釣れたのはクマ氏、竿先が大きくしなる。「おっヒトデでも引っかかったか?」 まだ余裕であった(過去形)。 「巨大ヒトデか? どら、タモですくってやるか」まだまだ余裕であった。 しかし次の瞬間その余裕は一気に吹っ飛んだ。

カレイだ! 良い型! ヒトデのために準備していたはずのタモをあわててさしのべる私の顔色が蒼白になっていた。27cmで何とも肉厚のマコガレイだ! 投げ釣りで手のひらガレイくらいしか釣ったことがなかったクマ氏は驚きと喜びの表情。

私の目が変わった。必死に釣る。釣る。釣る。そしてようやく待望のアタリが! 「よっしゃあ!」 あがってきたのは20cmのマコガレイ。生け簀に入った2匹のカレイを見て、クマ氏が「親子みたい!」 「ガクッ」 それから同じ場所で私が24cmマコガレイをあげ、まずまずの調子で浅場に移動。

水深9m。カジカが3匹ほど釣れた後だった。クマ氏に強烈なアタリ! さっきと違って水深が浅いせいか、ナイロン糸でも引きが明確に伝わる。途中まであがって、いきなり引き込む。「あわてずゆっくり!」私が叫ぶ。アタリからしてアイナメだ! しかし、あがってくるとなんとマコガレイ。本日最大の28cmの肉厚マコガレイだ。

そして、私にも強烈なアタリ! またも肉厚の27cmマコガレイ! そして24cmイシガレイ。カジカを釣り上げてPM5時帰港。数では私のほうが勝っていたが、大物賞はクマ氏。初ボート釣りにしては大したものだ。

その日の私のディナーはマコガレイとイシガレイの塩焼き。次の日カジカと小カレイをみそ煮にして食した。マコガレイは産卵を終えてから少し経ち、体力が回復したせいかうまい。クマ氏は3人家族なので、私の釣ったカレイを1枚あげた。魚を釣ったのも面白いが、あの大物と格闘しているクマ氏の表情と、今までにない良型カレイを家に持ち帰ったときの家族の驚き、みんなで食べた夕食。それを思うと船長として本当にうれしい。
帰り際クマ氏が「次はいつ出港?」とか・・・ ボート釣りに魅了された人がまた一人増えたようだ。

平成13年4月29日
いきなり41cmアイナメ。初釣りで運を使い果たした? アイ
ナメが網目模様なのは氷代わりのアイスノンの溝です(^^;
PM1:00~5:30
船長
夏泊半島(水深10~35m)
調査船に乗船。イソメ釣り
アイナメ2尾(MAX41cm)
マガレイ10尾(MAX24cm)
イシガレイ1尾(28cm)
イイダコ1尾
船長の手記
このGWの後半に出港を予定していたが、「今日は天気も凪もいいぞお! 出港出港ーっ!」  「まて! 掃除と洗濯が・・・」

何はともあれ、今日が調査船にとって初釣りとなる。久々なので忘れ物がないか念を入れて確認。「あっ! アンカーロープが! 実家に・・・ アンカーはあるのだがロープがなければ使いづらい・・・ ま、いっか!」 というわけで午後1時に出港!

エンジン(MyBody)も錆びることなく快調のようだ。さて、去年アイナメをよく釣った水深10mのところでまず第1投。と思ったら「あれ? あの人 宇野さんじゃないかな?」 「もっとボート青かったかなあ?」 なんとなく似ている。う~ん、声をかけようか・・・と迷っているうちに遠くに行ってしまった。

ちょっと場所をかえて投げる。景気をつけるためにメゴチでもいいから釣りたい。と思ってたら、いきなりきた! これは大きい! ドラグが鳴り響く。 しかし感覚を忘れているので、このアタリがどれくらいの魚なのかわからない。アイナメなのは引きからして間違いなし。一応タモを準備。水面に姿を現した。「でかい!」再びドラグを鳴らしながら潜る。竿を立てて踏ん張る。再び水面に。今だ! いきなり41cmのアイナメをGETしてしまった。呆然・・・

さあ、いよいよカレイ狙いだ。水深35mまで一気に移動する。エンジンも大物をGETしたせいか快調だ。着いたところには船が4,5隻。釣る、釣れない、移動。釣る、釣れない、移動。本命のカレイが釣れない。さっきのアイナメで今日の運を使い果たしたか・・・

そして4度目の移動でようやくアタリが! 引きはじめはアイナメのように元気いいが、途中から鈍くなってくる。水面にあがる。カレイだ。 そして小突き竿にもアタリが、またカレイ! 同じところに投げるとまたもやヒット! またまたカレイ!! その後2枚釣ってからアタリが途絶えたので、すぐ近くに移動。そこで3枚追加。またすぐ近くに。そこで2枚追加。

午後4時半になりアタリが途絶えたので帰り際アイナメを釣ったところに移動。そこで小アイナメとイシガレイを釣って終了。午後5時半帰港。

現在、アイナメの刺身とイシガレイとマガレイの塩焼きを堪能しながらこの手記を書いている。イイダコにはイイ(卵)が入っていた。明日ゆっくり堪能するとしよう。今日はカレイ2,3枚釣れれば満足だと思ったが、思いの外よく釣れた。やはり日頃の行いがいいからだろうか? それとも今日で今年1年分の運を使い果たしたのだろうか? 独特の味があるイシガレイと相変わらずおいしいマガレイ。釣りたてでコリコリと歯ごたえがあるアイナメ。祝杯をあげながらゆっくりと堪能し、心地よい疲れとほのかな酔いが私を寝床へ誘う。